Windows PCでBIOSを起動する方法と使い方【2026年版】
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BIOSを起動する(BIOS設定を開く)には 、PCを再起動して、Windowsが立ち上がる前に決まったキーを押します。よく使われるのは、F2、Delete、F10、Escなどです。メーカーによってキーは違いますが、電源を入れてすぐに何度か押すと入りやすくなります。
うまく入れない場合は、Windowsの「設定」から開く方法もあります。Windows 11なら、「設定」から「システム」「回復」へ進み、「PCの起動をカスタマイズする」からUEFI設定を開けます。最近のPCは起動が速いので、キーを押す方法よりこちらのほうが楽なこともあります。
BIOSやUEFIは、PCの電源を入れたときに最初に動く大事な仕組みです。USBメモリからWindowsを入れたいとき、TPM 2.0を有効にしたいとき、セキュアブートを確認したいときなどに使います。難しそうに見えますが、触る場所を決めておけばそこまで怖いものではありません。
BIOSは「Basic Input/Output System」の略です。かなり簡単に言うと、Windowsが動く前に、PCの中の部品を確認するための基本ソフトです。メモリ、ストレージ、CPUなどがちゃんとあるかを見てから、Windowsを起動します。
最近のPCでは、昔ながらのBIOSではなく、UEFIという新しい仕組みが使われています。UEFIは「Unified Extensible Firmware Interface」の略で、今のWindows PCではほぼ標準になっています。ただ、今でもまとめて「BIOS」と呼ばれることが多いです。この記事でも、分かりやすさを優先して、BIOSとUEFIをまとめて「BIOS設定」と呼びます。
UEFIは、古いBIOSよりも画面が見やすく、マウスが使えることもあります。大容量ストレージにも対応しやすく、Windows 11に関係するTPM 2.0やセキュアブートの設定もここで確認できます。
BIOS設定は、毎日触るものではありません。普通にPCが動いているなら、むやみに変えないほうがよい部分です。ただし、Windowsの入れ直しやPCの初期設定、セキュリティ設定の確認などでは、BIOSを開く必要が出てきます。
よくあるのが、起動順序の変更です。たとえば、USBメモリからWindowsをインストールしたい場合、PCには内蔵SSDではなく、USBメモリから起動してもらう必要があります。
この順番を決めるのが、BIOSのBoot設定です。USBメモリ、内蔵SSD、DVDドライブ、ネットワーク起動などの優先順位を変えられます。Windows 11をUSBからインストールしたいときや、Linuxを試したいときによく使います。
Windows 11では、TPM 2.0が必要です。TPMはセキュリティ用の機能で、PCの中にある大事な情報を守るために使われます。対応しているPCでも、BIOS側で無効になっていることがあります。
Windows 11のチェックで止まる場合は、BIOS設定でTPMを有効にすると解決することがあります。メーカーやCPUによって、表示名は少し違います。Intel環境では「PTT」、AMD環境では「fTPM」と表示されることもあります。詳しい流れは、TPM 2.0を有効化する方法も参考になります。
セキュアブートは、PCの起動時に怪しいソフトが勝手に読み込まれないようにする機能です。Windows 11では、このセキュアブートも大事な項目です。
基本的には有効のままで問題ありません。ただし、Linuxとのデュアルブートや古いOSのインストールを試すときには、一時的に無効にする必要がある場合もあります。理由がないなら、むやみに無効にしないほうが安心です。
高速なDDR4やDDR5メモリを買っても、最初は低めの標準速度で動いていることがあります。そこで使うのが、XMPやEXPOという設定です。
Intel系ではXMP、AMD系ではEXPOと呼ばれることが多く、BIOSで有効にすると、メモリが本来の速度に近い設定で動きます。ゲームや重めの作業をする人には便利ですが、よく分からない設定まで細かく触る必要はありません。
BIOSでは、CPU温度、ファンの回転数、メモリ容量、ストレージの認識状況なども見られます。新しいメモリやSSDを取り付けたあと、ちゃんと認識されているか確認したいときに使えます。
Windowsが起動しないときでも、BIOSでストレージやメモリが見えているか確認できます。そのため、PCのトラブルを切り分けるときにも役立ちます。
BIOSを開く方法は、主に2つあります。ひとつは、PCの起動時にキーを押す方法です。もうひとつは、Windowsの設定画面から再起動して入る方法です。
昔からよく使われている方法です。PCの電源を入れてすぐ、メーカーのロゴが出る短い時間に、決まったキーを押します。タイミングはかなり短いので、電源を入れたらすぐに何度か押すくらいでちょうどよいです。
Windowsのロゴが出てから押しても、間に合わないことが多いです。うまくいかない場合は、いったん再起動してもう一度試しましょう。
| メーカー | BIOSキーの目安 |
|---|---|
| ASUS | F2 または Delete(Del) |
| Dell | F2 |
| HP | F10 または Esc |
| Lenovo | F1 または F2 |
| MSI | Delete(Del) |
| Acer | F2 または Delete(Del) |
| Samsung | F2 |
| GEEKOMミニPC | Delete(Del) または F2 |
GEEKOMミニPCの場合も、DeleteまたはF2でBIOS設定に入れることが多いです。機種によって違う場合があるため、うまくいかないときは取扱説明書やサポート情報を確認してください。
最近のPCはSSDが速いため、起動時のキーを押すタイミングを逃しやすいです。その場合は、Windowsの設定からUEFI設定へ入る方法が便利です。Windows 10とWindows 11のどちらでも使えます。
1 |
設定 を開く |
2 |
システム を選ぶ |
3 |
回復 を開く |
4 |
PCの起動をカスタマイズする の 今すぐ再起動 をクリック |
5 |
青い画面が表示されたら トラブルシューティング を選ぶ |
6 |
詳細オプション を選ぶ |
7 |
UEFI ファームウェアの設定 を選ぶ |
✓ |
再起動 を押すと、そのままBIOS/UEFI設定画面が表示されます。 |
再起動後、PCはそのままBIOS/UEFI設定画面に入ります。この方法なら、起動直後にキーを押す必要がありません。初心者にはこちらのほうが分かりやすい場合もあります。
BIOSに入れない場合は、まずキーを押すタイミングを見直しましょう。Windowsのロゴが出てからではなく、電源を入れてすぐに押すのが基本です。1回だけ押すより、何度か連続で押したほうが入りやすいです。
USBキーボードを使っている場合は、別のUSBポートに挿し替えてみるのもありです。PCによっては、起動直後に一部のUSBポートがまだ反応しないことがあります。デスクトップPCなら、背面のUSBポートに挿すと反応する場合もあります。
ノートPCでは、F2だけでなく、Fn + F2のようにFnキーと一緒に押す必要があることもあります。また、Fast Bootが有効だと、起動時のキー受付時間がかなり短くなる場合があります。その場合は、Windowsの「設定」からUEFI設定に入る方法を使うほうが簡単です。
BIOS画面は、メーカーやマザーボードによって見た目が違います。ただし、だいたいの考え方は同じです。古いBIOSではキーボードだけで操作することが多く、矢印キーで移動し、Enterで選び、Escで戻ります。
新しいUEFIでは、マウスを使える画面も増えています。普通のアプリのように見えるものもありますが、中身はPCの基本設定です。分からない項目は触らないほうがよいです。
よく見る項目は、だいたい次のようなものです。
| 項目名 | 主な内容 |
|---|---|
| Main / Info | 日付、時刻、CPU、メモリ、ストレージ情報 |
| Advanced | CPU設定、仮想化、USB、内蔵デバイスの設定 |
| AI Tweaker / OC | メモリ速度、XMP/EXPO、CPU関連の細かい設定 |
| Boot | 起動順序、Fast Boot、セキュアブート |
| Security | TPM、管理者パスワード、セキュリティ設定 |
| Monitor / Hardware Monitor | CPU温度、ファン回転数、電圧など |
基本的には、必要なところだけ触れば大丈夫です。WindowsをUSBから入れたいならBoot。Windows 11の要件を確認したいならTPMやSecure Boot。メモリ速度を調整したいならXMPやEXPO。このように、目的を決めてから触るほうが安全です。
CPUの電圧やクロックを手動で変える項目は、よく分からないなら触らないほうがよいです。設定を間違えると、PCが不安定になったり、起動しなくなったりすることがあります。
BIOSで設定を変えたあとは、保存して終了する必要があります。保存せずに出ると、変更した内容は反映されません。多くのBIOSでは、「Exit」タブや画面右下のメニューに、次のような項目があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Save Changes and Exit | 変更を保存して再起動する。多くのPCではF10でも実行できます |
| Discard Changes and Exit | 変更を保存せずに終了する |
| Load Optimized Defaults | メーカー推奨の初期設定に戻す |
基本的には、必要な変更をしたら「Save Changes and Exit」を選びます。間違って触ったかもしれないときは、「Discard Changes and Exit」を選べば、変更を保存せずに戻れます。
PCの動きがおかしくなった場合は、「Load Optimized Defaults」で初期設定に戻す方法もあります。ただし、起動順序やTPM、セキュアブートなども初期状態に戻ることがあるので、そのあと必要な設定をもう一度確認しましょう。
BIOSを更新する場合は、通常の設定変更より注意が必要です。電源が切れたり、違うファイルを使ったりするとトラブルになることがあります。更新前には、Windows 11時代のBIOSアップデート方法のような手順記事を確認してから進めると安心です。
起動順序、TPM、セキュアブート、XMPなど、よく使う設定を変えるだけなら、基本的にすぐPCが壊れるわけではありません。必要なら元に戻すこともできます。
ただし、CPUの電圧やクロックを手動で大きく変えるような設定は注意が必要です。よく分からない項目は触らず、必要なところだけ変更しましょう。不安な場合は、変更せずに終了するか、初期設定に戻すのが安全です。
保存せずに終了した場合、変更した内容は反映されません。PCは前の設定のまま起動します。これは便利な安全策でもあります。何かを間違えて変更したかもしれないと思ったら、「Discard Changes and Exit」を選べば、設定を変えずにBIOSから出られます。
一番早いのは、PCメーカーのサポートページや取扱説明書を見ることです。また、PCの電源を入れた直後の画面に「Press DEL to enter Setup」や「F2: BIOS Setup」のような表示が出ることもあります。
ただし、最近のPCは起動が速いため、表示を読む前にWindowsが立ち上がることもあります。その場合は、Windowsの「設定」からUEFI設定に入る方法を使うと確実です。
基本的にはできません。BIOSやUEFIは、Windowsが動く前に起動する仕組みだからです。
ただし、Windowsの「設定」から「回復」へ進み、「PCの起動をカスタマイズする」から再起動すれば、電源を完全に切らなくてもUEFI設定へ入れます。これが一番近い方法です。
BIOSという言葉は難しく聞こえますが、実際にはPCの基本設定を変えるための画面です。USBメモリから起動したい、TPM 2.0を有効にしたい、セキュアブートを確認したい、メモリのXMPを有効にしたい。こうした作業なら、手順を見ながら進めればそこまで難しくありません。
大事なのは、目的を決めてから触ることです。必要のない項目まで変えないこと、変更したら保存して終了すること、分からなくなったら保存せずに出ること。この3つを守れば、BIOS設定はかなり扱いやすくなります。
BIOS設定が分かりやすく、Windows 11にも最初から対応したPCを探しているなら、GEEKOMのミニPCも選択肢になります。TPM 2.0やWindows 11 Proに対応したモデルが多く、省スペースで扱いやすいPCを探している人にも向いています。